上海市内から*ノンストップバスに乗れば45分位の場所にある「朱家角」は、
上海の西郊外「淀山湖」の湖畔にある水郷です。豫園など上海市内の観光地が金や赤など
派手な彩りなのに比べ、ここは運河に囲まれ、黒瓦と白壁のコントラストが際だつ
昔ながらの村で、ゆったりとした雰囲気を味わえる場所です。別名「江南明珠」と
言われており、上海4大文化名鎮のひとつです。
ここには、明・清時代の古い建物が多く見られ、北大街は歴代商業の中心地で、
「長街三里、店舗千軒」と言われていました。道路幅は3m〜4mと狭く、
明・清時代の建築が連なっており、9つの長い街が川沿いにのびて、
大小31の石橋がかかっています。これら水郷の古めかしい景観は、
イタリアのベニスを連想させるとも言われます。
また、この地では「茶屋」も有名で、「遊覧船茶館」では、独特の語り歌と茶道の実演を
楽しむことができます。また、「放生橋」という明の時代に建設された大きなアーチ橋も
有名で、明の時代を彷彿とされる景観です。
街は大きくないので、2〜3時間あれば十分に回ることができ、昼前に出発すれば
夕方には帰って来れるので、日帰り旅行に最適です。
<街の様子>
街中では多くの粽(チマキ)屋があり、“日本や海外の雑誌で紹介されました”などの
看板が出ています。「チマキの街」とも言われるここのチマキは、独特の味ですが、
安いので一度試してみる価値ありです。
 街中の河を移動する遊覧船(6人乗り)は、30分コースで50元(約700円)、
1時間コースで100元(約1400円)です。街中を歩いてまわるのがしんどい時は、
船に乗ってのんびりまわるのもいいと思います。
<バス>
上海体育館4号線(大現園方面)から出ています。
“往復運賃”+“観光地への入場料”で70元(約980円)
行き:始発7:30 最終:15:00
帰り:始発9:10 最終:16:30
30分もしくは1時間間隔