2004/03
 
本当に、今まさに、一言でいうならこれしかありません。
デニム主義!ここ数カ月、あらゆる雑誌等でこのようなフレーズの
見出しをよくみかけました。
前回でもこのようなことを、お話しましたが、
今年の夏は、本当にこれしかない、
そしてこの傾向は夏だけにとどまらず、冬にまで突入する兆しが
来秋冬のコレクションなどからも伺えます。
デニムというとカジュアル思考に思えますが、まさにその通り!
デニムに限らず、ファッション界全体が、カジュアルテイストを
うちだしているのが、
ミセスブランドから強く感じられます。
いきなりカジュアルに全てをうちだすのではなく、
少しスポーツテイストなフォルムや、
少しカジュアルな素材であったり、少しpopな色使いであったり、
少しカジュアルな、ディティールであったり、
見せ方は様々ですが、
ミセスブランドのカジュアル化、カジュアルブランドのエレガント化、されていといった傾向が、見受けられます。
この春、コットンツィードのジャケットが、カジュアルブランドで、
見られることがありましたね。
市場では、これは、まさしくヒットしたとは、
断言出来にくいかもしれませんが、
来秋冬になると、どうでしょう春は、予告編かのように、
冬には続々と、ウールのツィードが、出てくる予感がします。
この冬、あまり人気がなかったツィードですが、
だからこそまたウールを見せたいんだ!というブランドが、
秋冬のコレクションで多数とりあげてたからです。
単なるウールのツィードというと、茶系のイメージが非常に強く、
ミセスっぽいのですが、
一つの素材で、多様な色使いであったり、織りの変化や、
女の子ならこんな色が着てみたい!と、
思うような色使いであったりと、ミセスっぽいイメージは、
そこにはなく、まさにカジュアル化されているのです。
そこにエレガントさが加えられ、50年代を思わせる雰囲気が漂っています。
セレブをめざす、GIRLたちとでもいいましょうか!
一方、デニムの話からは少し遠ざかってしまいましたが、
この春夏、これだけデニムで大騒ぎになっていますから、
トップスに何を持ってくるかと言いますと.....
そう!T−シャツしかないのです!
基本でしょう。基本に返りましょう。
デニムというとコレしかありません、と言う様な。
エレガントといいましたが、実はワーク系が
かなりハードになりつつあるのです。
ハードなディティール、ハードな洗い。
例えば、今まで普通サイズに収まっていた、釦などの、付属使いや
ポケットが少し大きくなることによって、
アクセントになったりと、普通だけれど大きくなる事によって
ポイントをおさえてるのが、カッコ良くみえたりするのです。
少しストロングな女性像が感じられます。そのストロングさが、
セクシィーであったりと、今は健康的な女性が
カッコイイのかもしれませんね。
カラーも、赤、青、黄、緑などそういった色使いも新鮮に思えます。
こんなことから、来秋冬はいきなりクラッシクな雰囲気に
染まるのではなく、こういったハード系のアメカジテイスト、
エレガントなクラッシクテイスト、
二つに分かれるような気がします。
真夏になるのが楽しみであり、
また、秋の立ち上がりも非常に楽しみです。