<天山茶城について>
天山茶城は、上海で唯一、「中国茶葉流通協会」が認めた「国家専業茶葉卸売市場」
として有名です。ここでは、烏龍茶で有名な福建省など、茶の産地16省や、インド、
スリランカなど海外から集めた茶葉、茶器、茶菓子が揃う卸売市場です。
もちろん、少量でも買うことができ、観光客にも人気のスポットのひとつです。
建物も、明・清の時代の建築様式を利用しており、伝統的な中国らしさがあります。
茶葉の見本市や、茶道講演会、茶器展覧会なども的的に行われています。

<中国茶の選び方>

日本で販売されている中国茶の多くは、上海から仕入れているもので、
ここにも多くの日本の業者の方が買い付けに来るということでした。
日本で売ってある中国茶を見ると、すべて「特級品」「1級品」と書いてありますが、
同じ1級品でも、時期や精製企業によって味は違うので、例えば「福建省の特級鉄観音」と
言っても、その味は全然違うのだと言っておられました。お茶を買い付けるのも、
自分の味覚に自信がなければできません。
業者の方に、「日本の業者の方は”特級品”ばかりを買っていくのでしょう?」と
質問すると、そうでない事も多いらしく、味がよければ「一級品」「二級品」でも
買い付けていかれるとの事でした。
もちろん、少量購入する観光客にとっては、味を見分けるのは簡単ではありませんが、
買う前には必ずと言っていいほど、試飲をさせてくれるので、自分のこの好みのお茶を、
何軒も回って納得いくまで探してみたらいいと思います。
<お店について>
ここに出店している店は、実際、産地に工場を持っていて、販売までやっている所が多く、
交渉次第では、いろいろな条件をつけることも可能です。

<卸売り価格はいくらくらい?>
さて、日本では高級な中国茶が、本場中国の卸売り市場で買うといくらするのか、
参考までに、いろいろと調べてみました。以下はその小売価格と茶の名前です。
(卸売価格で買う場合は、数量にもよりますが、だいたい1kg〜2kg買うと、
二〜三割引きにしてくれます。たくさん購入すれば、半額以上の割引も可能だと思います)
ちなみに、日本でパッケージ入りで小売りされているものは、
50gもしくは100gが基本です。ここでは、少量でも小さな袋に詰めてもらうことも
できますので、おみやげを買うときには、多めに買って、小さく袋詰めしてもらうと
お得です。

<自分で中国茶のショップを開こうと思っている方にオススメのショッピングサイト>
初期費用、月額店舗費用などが無料のショッピングサイト「ショップアイ」がオススメです。
費用をかけずにショップを開設してみたいという方は、
是非こちらをご覧下さい !
http://www.shopeye.net

<参考までに>

以下のサイトは当社がお茶販売をやっているサイトです。
使い方も非常に簡単で、初心者にお勧めのショッピングサイトです。
なんと言っても、初期費用や月額の固定費用がかからないのがポイント!

http://shopeye.net/chinesetea


蔡菊(店舗名)
福建省に工場を持つ、「鉄観音」などの「烏龍茶」の店
安渓鉄観音(特級品)
500g 180元(約2520円)
50g(小売用、約一袋分) 18元(約252円)
安渓鉄観音
「日本人のお客に最も人気があるお茶の一つが鉄観音です。
香り、味わいともによく、専門店も多く見られます。」
 

陳龍正
「西湖龍井」を始め、主に緑茶専門の店
西湖龍井(特級品)
500g 240元(約3600円)
50g  24元(約360円)
西湖龍井(1級品)
500g 180元(約2520円)
50g  18元(約252円)
西湖龍井
「鉄観音と並んで、日本人に人気なのが西湖龍井。緑茶なので、
日本人には親しみやすい味です。日本のお茶に比べ苦み・渋みが少なく、ほのかな甘みと、
すっきりした味わいが特徴です。」
 

黄秀愛
キーマン紅茶(特級品)
500g 150元(約2100円)
50g  15元(約210円)
キーマン紅茶(一級品)
500g 100元(約1400円)
50g  10元(約140円)
キーマン紅茶(三級品)
500g 50元(約700円)
50g  5元(約70円)
「ダージリン、ウバとともに、世界三大紅茶のひとつとして知られるキーマンティーは、
苦みが少なく、多少濃く出しても砂糖、ミルクなしで飲めます。」

ジャスミン花茶(特級品)
500g 180元(約2520円)
50g  18元(約252円)
ジャスミン花茶(一級品)
500g 100元(約1400円)
50g  10元(約140円)
 

福安市農墾茶業有限公司
プーアル茶(超特級、10年物)
500g 360元(約5040円)
50g  36元(約504円)
プーアル茶(特級)
500g 100元(約1400円)
50g  10元(約140円)
プーアル茶
「プーアル茶は薬用効果も高く、美容・ダイエット効果もあるために女性に人気の高いお茶です。ワインと同じで、発酵が進めば進むほど味わい深くなりますので、値段もそれだけ高くなります。中には、20〜30年ものというのもあります。日本人には、なかなか飲み慣れない味かもしれませんが、はまると食後に飲みたくなるお茶です。」

茶器類
標準的なセット(写真のセット)で、
120元〜180元(1680円〜2160円)くらい
中国茶を飲むならば、やっぱり中国式で飲むのが一番。
日本とは違って、中国の小さな杯子(ベイツ)で少しずつ味わうのが、上品で、ゆったりとした雰囲気を楽しめます。

余談ですが、中国ではあまり麦茶を飲む習慣がないらしく、濃いめに入れたあつい麦茶を飲んで、「これはコーヒーか?」と言われたのが印象的でした。