アパレルブランド 7/3
 

今回は、アメリカと大連の合弁ブランド「MEIOULAN(美欧嵐)」の高社長(右写真:真ん中)にお話を伺いました。「MEIOULAN」は大連を中心に、中国全土で100前後の専門店を持つブランドで、大連保税区内に自社工場を持っておられます。今回は工場の見学も兼ねてお邪魔しました。


Q. 「MEIOULAN」というブランドはどういう形で展開をしておられるのですか?
A. メインは代理店を通じて、百貨店などで販売を行っています。自社で直営店を経営していくよりも、広い中国なので、各地に政府とのネットワークを持つパートナーを見つけ、店舗を拡大していくのが確実な方法ではないかと思っています。
 
Q. もともとは生産の方をやられておられたようですが、今でも各メーカーのオーダーは受けておられるのですか?
A. 現在は、「MEIOULAN」が中心ですが、もちろん他のブランドの製品も生産しております。欧米がメインですが、日本のメーカー様と取引をさせて頂いたこともあります。
 
Q. 大連についてどう思われますか?
A. 大連は日本との距離の近さや、80年代から日本企業が入ってきた歴史もあるので、今後もさらに発展が期待できると思います。現在は、上海などの南部地域が目立っていますが、大連も保税区やIT特区などを着実に整備してきたので、今後の可能性は大きいと思います。
 
Q. 今後、日本ブランドとの合弁や、販売などはお考えですか?
A. 今まで中国全土の代理店を通じて販売を行ってきた経験がありますので、もし中国で売れると判断できるブランドであれば、今まで培ってきた経験と代理店とのコネクションを使って販売していくことは十分に可能です。
 
Q. 最後に何か一言?
A. 近年日本のブランドが多く中国に進出してきていますが、適切なパートナー選びが重要です。日本独自のやり方でなく、政府とのコネクションを始め、中国人にしかできない部分も多いので、これまで我々が培ってきた経験を活かして、サポートが必要ならば、できる限り協力しますので一度声をかけて下さい。宜しくお願いします。