日本、アメリカ領事館に近い場所で「衡山路」と交差している「東平路」と
「桃江路」は、衡山路ほど知名度は高くありませんが、
「申城第一情侶街(アベック街)」の異名を持つ、静かでロマンチックな場所です。
「東平路」と「桃江路」は「烏廬木斉路」と交差しており、
旧フランス租界であったために、艶やかな欧州の風情が今でも根強く残っています。
この場所がアベックに好まれるのは、この道にバスが通らないために、
人通りが少ないせいもあります。この二つの通りを比べると、桃江路はさらに
「素朴」な場所で、ネオンの看板がなく、薄暗い古風の電灯だけです。
通りは静かで、喧噪の世界とは一線を画しています。恋人を連れて、
ゆっくり歩きながら語り合うのにもってこいの場所です。東平路はもう少し賑やかで、
レストランなども多く集まる場所です。ただ、衡山路の派手さとは違って、
レストランの多くは旧上海の花園別荘であるため、貴族の上品な気質が感じられます。
例えば、東平路一号にある「席家花園」はもと国民党、
中央銀行総裁の「徳懿」の邸宅で、1913年に建設された物です。
“床”は木質、“壁”は昔の豪華な作りです。
衡山路の入り口にある「SaSha's」は欧米人に人気のフレンチレストランです。
この場所では、多くのレストランが独特のシンボルを持っており、
例えば、「Simply Thai」のタイ料理レストランでは、店の看板が
「仏教の神秘的な面影」を思わせるものであり、ドイツ風情豊かな
「LANDHAUS」後ろのバルコニー、「Ali YY」の回教徒風の造りは印象的です。
どこも、値段は安くはありませんが、それ以上に各レストランの味は格別で、
いい雰囲気を恋人と味わうには持ってこいの場所です。
 
オシャレな雑貨屋 アイリッシュパブ
 
タイ料理レストランSimply Thai バーが立ち並ぶ衡山路
 
上海音楽学院 四川風中華レストラン
 
新吉士酒店 日本式焼肉屋
 
東平路 竹の向こうは高級レストラン
 
衡山路 衡山路のバー
 
衡山路の路地 風情のあるレストラン