静安区の愚園路に位置する「百楽門休閑街」は、上海700年の歴史を味わえる、
700M程の道のりで、西から東に向かう愚園路上の「オールド上海」の雰囲気と、
愚園東路の「ヨーロッパ風」の現代的雰囲気が混在した、「商業」と「文化」融合の地と
言われています。一方は黒と白を基調とした地味な色合い、もう一方は艶やかで
派手な色合いと、対照的な色使いが印象的です。しかし、このような設計は、
設計者が当初から意図したものではなく、静安区の美観を保つため、
陸康明局長が案を出し、塀を白く塗ったり、横町の入り口にはそれぞれの名前を書いたり、
米屋や醤油屋、布屋、写真館などの、オールド上海の風情を再現したりしました。
こうして、陸康明局長主導の元、愚園路はオールド上海を味わえる数少ない場所の一つに
なりました。どの店も、設計士の生き生きとした情趣が出ていて興味深いです。
果物屋はみずみずしい果物に囲まれており、レストランでは厨房師のネオンが光り、
ディスコのネオンは現代の抽象画をイメージさせます。その反対方向にある立体駐車場の
壁にも巨大な広告が描かれており、強烈な印象があります。
 
ヨーロッパ風の建物が並ぶ ディスコ、カラオケもあります
 
レトロな街並 レストラン街
 
上海市水道局 住宅街
 
喫茶店 夜はネオンで鮮やか
 
文化展示館 濱鉄板焼屋
 
静安の小さなマーケット 静安寺付近