「中国小商品城」
 ここは、杭州からタクシーで高速道路を走って2時間半の距離にある、世界最大の日用品雑貨卸市場です。義烏は卸売市場以外には何もない街で、中国に住む人なら、タクシー料金初乗り5元=約70円(上海では10元)という価格を聞いたら、どれほど都心から離れているかわかっていただけると思います。
 ここ、義烏の「小商品城」では、2万6千のブースが並び、10万種を超えるアイテムを扱っていると言われています。ここに来る日本のバイヤーの代表と言えば100円ショップで、その他にもアジア、欧州各地からバイヤーが訪れます。海外の駐在員事務所も多くあり、今年で11年連続、国の集散地交易市場ランキング1位を獲得しています。ここを訪れたときは、夏休みという事もあり、店舗経営者の子供達が大勢遊び回っており、大変賑やかでした。昼食時などは、出前の人が走り回っており、店の中から家族で昼食をとる姿がほぼすべての店舗で見られました。中国らしからぬ綺麗な建物の中にあるものの、やはり店の方は中国人だ!という印象を受けました。

 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 

義烏には、有名な「小商品城」以外にも、繊維製品、文房具、食品、化粧品、日用品、家電製品などを扱う卸売市場が各地にあります。どこも、タクシーで10元=約140円前後で行ける距離ですが、義烏市が力を入れている「小商品城」に比べると、どこも見劣りします(いわゆる安物市です)。

 
   
   
   
   
   
   
 

杭州から義烏へはタクシーで向かいました。距離にすると大体130キロくらいで、高速を走ればタクシーで2時間半、タクシーを半日900元=約12600円でチャーターして、1日で杭州から往復しました。義烏に向かう途中に見えるのは、だだっぴろい平原と畑、後はなぜか豪華でちょっと変わった形の農家の家などです。高速道路やトンネル、インターなどは日本の技術が入っているのか、一般的な中国のものとは違って、日本のような感じでした。義烏はまだまだ開発が続いているのか、建設中の建物(写真左下)が多く見られました。

 
   
   
 

杭州から上海までは電車を使いました。飛行機だと結局空港まで行くのに時間がかかるので、市内に近い杭州駅から電車を使いました。料金は2つあって、堅い席(2等車)で20元前後、柔らかい席(1等車)で50元でした。電車の予約は、電話一本でできますし、チケットも別途料金300円ほどで配達してくれます。待合室も、1等車の場合は、特別席が用意されており、その差は雲泥の差です。もし中国で電車に乗られることがあるなら、是非、1等車に乗られることをオススメします。